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日本市場に特化した電力取引リスク管理サービス ARECCIA®.PRSの更なる実務活用に向けた共同研究を開始 2025.04.30

アレクシアフィンテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山崎 裕、以下「アレクシアフィンテック」)とローカルエナジー株式会社(本社:鳥取県米子市、代表取締役:加藤 典裕、以下「ローカルエナジー」)は、アレクシアフィンテックが2024年10月29日から発電事業者・小売電気事業者向けに提供している電力取引リスク管理サービス「ARECCIA®.PRS:Power Risk Suite(アレクシア・ピーアールエス)」を、更なる実務活用に向けたサービスとするべく、共同研究を開始しましたのでお知らせいたします。
近年の地政学リスクの高まりと異常気象を背景に、電力取引の価格変動リスクを積極的にコントロールするニーズが高まっています。既に、大手発電事業者の一部では、燃料調達から発電に至るまで、エネルギー全般のリスク管理を可能とする海外製ETRM(Energy Trading and Risk Management)システムを利用したリスク管理が実践されている一方で、その導入・運用コストの高さから、小売電気事業者に広く普及するには至っていません。
アレクシアフィンテックとローカルエナジーは、このような背景から、ARECCIA®.PRSの更なるユーザビリティ向上とモデルの精緻化の為、共同研究をおこない、全国の地域新電力の課題を解決していく事を目指します。

■ローカルエナジーのARECCIA®.PRS活用について
2020年度冬季、電力市場価格が高騰し、スポット市場を介して電力調達している新電力は大きな影響を受け、FIT制度を活用した再生可能エネルギー等を調達している同社としても、市場高騰リスクを踏まえた望ましいリスクマネジメントの在り方を検討する必要が生じました。また、同社としてはこのリスクマネジメントにおいては、属人的にならない客観的なデータに基づく評価が重要と認識している一方、この評価に資する客観的かつ中長期的な電力市場価格データをいかに取得し、活用していくかが課題となっていました。
このような背景から、長期的な電力市場価格予測による複数のシミュレーションを通じて、電源ポートフォリオの検討、電力事業のリスク評価手法の精緻化に同社は取り組んでいきます。

アレクシアフィンテック株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 山崎 裕)
テクマトリックス株式会社(東証プライム:3762)の完全子会社で、1999年の創業以来金融機関向けリスク管理システムARECCIA(旧称Apreccia4)を手掛けています。

ローカルエナジー株式会社(本社:鳥取県米子市、代表取締役:加藤 典裕)
 「エネルギーの地産地消による新たな地域経済基盤の創出」を理念として米子市、境港市および地元企業5社の出資により2015年12月に設立した自治体新電力です。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

アレクシアフィンテック株式会社 営業部  ✉ prs@areccia.co.jp  ☎ 03-4405-7872